FUJIFILM『X-T1 + 35mm1.4F』で、僕は写真が好きになりました。

X-T1 35㎜ 富士フイルム fujifilm カメラ
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どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。

今も使っているカメラであり、僕が写真を好きになったカメラ。今日は、改めて5年弱使っているこのカメラを紹介します。

5年前に富士フイルムから登場したクラシックスタイルのミラーレス一眼『X-T1』。既に2種類の後継機が登場し、動画へも機能を割いた『X-H1』なんてモデルもあります。最新モデル『X-T3』も良いカメラだと思います。が、敢えて僕は『X-T1』をお勧めします。中古の値段がかなりお手頃なのも良いですね。

目次:

  1. グラファイトシルバーに一目惚れ
  2. 軍艦部のダイヤル操作が楽しい
  3. ファインダーを覗いて撮る
  4. グリップのデザインが秀逸
  5. チルトディスプレイで猫も撮れる
  6. XFマウントレンズが優秀
  7. APS-Cセンサと美しい色表現
  8. おまけ:シャッター音が最高

作例と動画も載せていますので、参考になれば嬉しいです。

1. グラファイトシルバーに一目惚れ

会社員。冬のボーナス。目の前に美しいカメラ。あとは、想像通りです。

*

僕は写真を撮りだしたのは大学生の頃。Panasonicが出した高級コンデジという新ジャンルのカメラ「DMC-LX5」で写真の楽しさに少し目覚めていました。初めてシャッタースピードやISOと絞りを操作できるカメラだったのもあり、相互の関係を学びながら日常の写真を撮っていました。

しかし、写真を撮れば撮るほどコンデジではどうしても撮れない写真が現れます。それが「美しいボケ」。センサーサイズやレンズ性能が足りない。その不足感が一眼レフへと誘惑していきます。そんな僕の前に発売されたのが、富士フイルムX-T1でした。といっても始めは購入するつもりなどなく、雑誌を見ては羨んでいました。

そんな年末。特別モデル「グラファイトシルバーエディション」の登場がアナウンスされます。塗装と焼き付けの工程を3度繰り返す多層塗装を行い作られる重厚なシルバーカラー。僕が好きなカメラデザインに、素敵な色が加わる。そして会社員最大の武器「冬のボーナス」が支給された状態で、そのカメラを見に行ってしまった僕。数時間の葛藤の末、カメラ購入に踏み切りました。最後のひと押しはただ一つ「デザイン」

綺麗だ。

この色合いと、レンズのまとまりが未だに大好き。一緒に購入するレンズについては最後まで悩んだのですが、結果換算値50㎜付近の『XF35mmF1.4』を購入しました。「人が見ている世界に一番近い画角」と教えてもらったこのレンズもまた、僕が写真を好きになった理由の一つ。足を使い、画角を覚える訓練を3年続けることができました。

レンズについてはまた別記事で詳しく書く予定なので、どうぞお楽しみに。

2. 軍艦部のダイヤル操作が楽しい

この軍幹部に配置されたダイヤルは秀逸なデザインです。さらにダイヤル操作に慣れていくと、基本的なシャッタースピード:絞り:ISO:露出の関係が理解できます。カメラを扱う楽しさが溢れている、とてもいいデザイン。僕はもう他のメーカーには見向きできなくなりました。逆に言うと、他社カメラがわかりにくく感じてしまうのは困りもの。そのくらい、物理的に操作できるフルマニュアル機構は最高です。

3. ファインダーを覗いて撮る

購入を後押ししてくれた電子ビューファインダー。覗いて撮るのはやっぱり楽しい。

当時の性能では、電子ビューファインダーの機能は他社も含めて「ギリギリ実用的」な雰囲気でした。そして、この機種で試写をした時に「これなら大丈夫」と感じて購入に踏み切りました。アイカップ(覗く部分のラバー素材)は、X-T2以降で装備されているものに変更しています。X-T1標準よりも楽になるため、お勧めです。

眼鏡を掛けている人には特におすすめ。

4. グリップのデザインが秀逸

前方に張り出しているこのグリップは、僕の手にフィットしてくれてとてもいいです。使っているハンドストラップとの相性もいい。

裏にあるサムレスト(画面右端にあるでっぱり)も、ちょうどいい。大きすぎず、小さすぎず。僕は手が小さめなので、手が大きい人には少し窮屈かもしれません。

5. チルトディスプレイで猫も撮れる

上から撮るなら、この向きにチルト。

下から覗き込むように撮るなら、この角度。猫にそーっと近づいて、地面すれすれから狙う。

我が家の猫。

はい、かわいい。

6. XFマウントレンズが優秀

僕は現在、2本のレンズで十分に楽しんでいます。予算があれば、もちろん追加したいところですが…。敢えてレンズを絞ることで、撮影に「制約」があって足を使って頭を使って撮るのは楽しいですよ。

僕が購入したレンズは

  1. XF35mmF1.4 R
  2. XF10-24mmF4 R OIS

モノを撮る時には単焦点レンズのXF35mmを。風景を撮る時にはXF10-24mmを使います。XF10-24mmには手ぶれ補正があるので、低速シャッター撮影もできるのが便利です。

しかし、改めてレンズマップを見るとスゴイ充実度。単焦点の数も、ズームレンズの数も素晴らしいですね。唯一の欠点は、全てがある程度高額であるということ。裏を返せば写りが良いことの保証。どのレンズも公式の作例が素晴らしくて、ずっと見ていられます。

画像引用:FUJIFILM公式

XF8-16mmF2.8なんて、とんでもない広角ですね。防水防塵の「WR」仕様が増えているのも、防塵防滴機能を持つボディと相性がとてもいいと思います。

レンズには満足している僕ですが、唯一の残念な点はボディの防塵防滴機能は全く生かせていないことです…。

7. APS-Cセンサと美しい色表現

僕の撮る写真は全てJpeg撮って出し。フィルムシミュレーションや色温度調整と併せると、常に僕を満足させてくれる写真が撮れます。僕が初めてイギリスを1ヵ月旅した時、僕の装備は『X-T1 + XF35mmF1.4』のみでした。出発間際まで広角を追加するか悩みましたが、結局はスマホに頼ることにしました。そしたら、とても楽しかった。絞りはF2~5.6が好きみたいです。

F : 3,2 SS : 1/52 s, ISO : 2500
F : 2, SS : 1/2000s, ISO : 400
F : 10, SS : 1/60s, ISO : 100
F : 2, SS : 1/500s, ISO : 200
F : 2, SS : 1/5400s, ISO : 800
F : 2.8 , SS : 1/2400s, ISO : 200, HDR撮影
F : 2, SS : 1/250s, ISO : 400, モノトーン

旅の写真の続きはコチラから、ぜひ。

8. おまけ:シャッター音が最高

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に書くのはシャッター音について。 僕を虜にしています。文字ではどうしても伝わらないので、今回の内容含めて熱く語る動画を撮りました。

*

このカメラが無ければ、僕はこうしてWebで記事を書くこともないし写真を撮ることもなかったと思います。購入するときには正直高額で家に帰ってもドキドキしていたのを覚えていますが、こうして未来に繋がったあの時の決断に僕は感謝しています。

どうしても欲しくなるモノがあったら、自分の感性を信じて買う。大丈夫。そんなことを教えてくれたカメラでもありました。本当に、大好きなカメラです。

みなさんの好きなカメラは何でしょうか。この記事が、何かの参考になれば幸いです。

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併せてどうぞ:

それでは、また。

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