【比較】スマートリングとスマートウォッチの違い|メリット・デメリットと選び方

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かれこれ10年前から追っている初代Oura Ringをはじめとしたスマートリング。そしてVisa Touchに対応したEVERING。健康管理か、決算端末か。スマートリングとスマートウォッチ、どちらを選ぶべきか迷う人は多いと思っています。結論から言うと「常時装着の快適さを重視する人はスマートリング」「通知や多機能を重視する人はスマートウォッチ」がおすすめ。

本記事ではメリット・デメリットを比較し、結局Galaxy Watch 6 classicに辿り着きました。

1. スマートリングの比較

どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。

ずっと興味はありながら、購入には踏み切らなかったスマートリング。

「スマートウォッチでいい」

「通知が見れない」

「健康管理とタッチ決済は両立しない」

などなど、踏み切らない理由は多々ありました。それでも、一時期スマートウォッチから通常の時計に移行した時期があり。通知がなくても案外困らないのでは?という仮説が生まれました。

5年前に中古15,000円で購入して未だ現役の Galaxy watch。バッテリーも2日は持ちます

一方で、スマートウォッチをつけていない時に感じた寂しさは「運動や睡眠ログが取れないこと」。

例えば散歩をすると歩いた距離を教えてくれたり、自転車に乗るとルートと距離、時間を教えてくれたり。睡眠中の眠りの深さから、どのくらい質の良い睡眠だったかを教えてくれたり。そのあたりがとても魅力なのだな、と改めて気づきました。

それが解決できるスマートリングを今回は価格帯の上位に位置する4機種で比較してみます。

4機種の比較表

モデル価格(税込・円)重さ厚さサブスク要否電池持続時間開発国/ブランド対応OS
Oura Ring 4約55,000~70,000円3.3~5.2g約2.88mm必要(月額$5.99)約6~8日間フィンランド(Oura Health)iOS・Android
RingConn Gen 2約53,000円約2~3g約2mm不要10~12日(ケースで150日超)英国ブランド(RingConn)iOS・Android
SOXAI Ring 1.135,980~39,980円約2.5~3.2g約2.5mm(幅7.6mm)不要最大約9日間日本(SOXAI/NTTドコモ)iOS・Android
Samsung Galaxy Ring約54,000~64,000円約2.3~3.0g約2.6mm(幅7mm)不要約5~7日間韓国(Samsung)Android 11以降(iOS非対応)

さらに、それぞれの特徴をまとめてみます。

Oura Ring 4

画像引用|Oura Ring 公式
モデル価格(税込・円)重さ厚さサブスク要否電池持続時間開発国/ブランド対応OS
Oura Ring 4約55,000~70,000円3.3~5.2g約2.88mm必要(月額$5.99)約6~8日間フィンランド(Oura Health)iOS・Android(Google Fit対応)

✅できること

  • 心拍・心拍変動(HRV)・体温・血中酸素飽和度(SpO₂)を24時間継続測定
  • 睡眠ステージ(深・浅・REM)や回復状態(Readiness)、睡眠/活動/体調スコアの算出
  • 多種類のワークアウトプロファイル(最大40種)自動認識(ラン、ヨガなど)
  • AIアドバイザーやサーキュラー分析、食事ログ、血糖値トラッキング(外部デバイス連携)など、サブスクで高度機能提供
  • アプリ(iOS・Android)によるGoogle Fit/Apple Health連携

❌ できないこと

  • 月額約 $5.99(年額約 $69.99)のサブスクなしでは高度機能にアクセス不可
  • 運動中の心拍測定は、腕時計型センサーほどの精度ではなく、ややタイトに装着する必要あり
  • 表示機能:リング本体に画面表示なし、すべてアプリで確認
  • バッテリーは最大8日程度(条件により実質5日程度のケースもある)

Ring Conn Gen2

画像引用|RingConn公式
モデル価格(税込・円)重さ厚さサブスク電池持続時間開発国/ブランド対応OS
RingConn Gen 2約53,000円約2~3g約2mm不要10~12日(ケースで150日超)英国ブランド(RingConn)iOS・Android(Apple Health連携)

✅ できること

  • 睡眠( apnea 含む)、心拍、HRV、SpO₂、体温、活動量、ステップ、カロリーなど多彩な健康データを測定
  • 睡眠時無呼吸(Sleep Apnea)の自動モニタリング対応(Gen 2のみ)
  • サブスク不要で全機能を利用可能(購入のみで完結)
  • ケース併用で150日以上、リング単体で最大12日間持続
  • 超薄型・軽量(Titanium製、厚さ約2 mm、重量2~3 g)で装着快適かつ防水 IP68(水深100m対応)

❌ できないこと

  • 健康レポートやAIアドバイザーの精度・深さはOuraほど高くないというユーザー評価あり
  • アプリのユーザー体験や言語表現に改善の余地あり、分析結果の詳細度が劣る可能性

SOXAI RING 1.1

画像引用|SOXAI 公式
モデル価格(税込・円)重さ厚さサブスク要否電池持続時間開発国/ブランド対応OS
SOXAI Ring 1.135,980~39,980円約2.5~3.2g約2.5mm(幅7.6mm)不要最大約9日間日本(SOXAI/NTTドコモ)iOS・Android(詳細非公開)

✅ できること

  • 睡眠・心拍・ストレス・活動量・消費カロリーなど、多数のバイタルデータ取得(STマイクロ製センサとMLコア搭載)
  • 最大8日間の連続測定が可能(防水性あり、入浴中も装着可能)
  • アプリ(SOXAI RING APP)による「睡眠スコア」「体調スコア」が可視化され、無料で利用
  • 完全日本製、NTTドコモとの協業でサポート体制あり

❌ できないこと

  • AIアドバイザーやAI生成のアクション提案などの高度機能には非対応
  • 睡眠時無呼吸(Sleep Apnea)や血中酸素の自動異常検知など、医療級機能には非対応
  • データ連携の柔軟性、外部プラットフォームとの統合機能は限定的
  • Amazonレビューにアフターサービスの不満が多い印象(2025.08現在)

Samsung Ring

画像引用|Samsung 公式
モデル価格(税込・円)重さ厚さサブスク要否電池持続時間開発国/ブランド対応OS
Samsung Galaxy Ring約54,000~64,000円約2.3~3.0g約2.6mm(幅7mm)不要約5~7日間韓国(Samsung)Android 11以降(iOS非対応)

✅ できること

  • 心拍、HRV、血中酸素、皮膚温度、睡眠(ステージ含む)、ストレス、ステップ/活動量など基本健康管理機能対応
  • Samsung Health エコシステムとの統合による「Sleep Score」「Energy Score」などAI解析レポート提供
  • ダブルピンチ操作など、Galaxyスマホとの連携機能(写真撮影、アラーム操作など)も一部対応
  • サブスク不要で利用可、Titanium製で防水 IP68/10ATM設計

❌ できないこと

  • フィットネスや運動トラッキング機能は限定的(歩行・ランニングのみ対応)
  • AFib(不整脈)の検知や詳細なフィットネス分析には非対応
  • 精度に関する批判(例:SpO₂測定精度のばらつき、睡眠追跡の信頼性など)あり
  • iOS非対応、Galaxy/Samsung端末ユーザーでないと一部機能が使えない
  • バッテリーは最大7日程度、かつ交換不可タイプなので寿命を考慮すべき

スマートリング、1つ選ぶなら?

上記を参考にしながらレビューサイトもみた結果、僕が今選ぶなら

Ring Conn Gen2

かなと思いました。お値段52,800円(2025年8月現在)

画像引用|RingConn公式

ただ、心拍精度に難があるというレビュー運動検出は基アプリによる操作が必要とのこと。

画像引用|RingConn

確かに他モデルに比べて薄くコンパクトな設計に見えます。

測定精度を高めてかつ自動で運動検出を行いたい場合Oura Ring 4が選択肢になりそうです。

しかしながら、月額$5.99(約950円)がかかり続けることを考えるとそこまでの精度と機能が必要なのかは不明です。

リング一つで

  • 睡眠の質が知りたい
  • バッテリーを気にせず使いたい(10〜12日)
  • 軽量薄型がいい

というニーズにはRing Conn Gen2が応えてくれそうです。睡眠トラッキングだけでも結構楽しいのはあります。

2. 結局買ったのはGalaxy Watch 6 classic

実はサイジングキットも使ってみたのですが、PC利用時など思ったよりも気になることが多く。

  • トラッキング精度が高い
  • 睡眠管理もできる
  • タッチ決済に対応(SuicaやQuickpay)
  • 中古で〜40,000円
  • 画面で楽しく操作
  • Geminiによる音声操作も対応

と、結局便利で楽しいSamsungのスマートウォッチにしました。

リングと比較すると全然違うのですが、運動も睡眠管理もスマホ通知もSuicaもQuickpayも全部できるんですよね。

最新機で言えば Galaxy Watch 8 Classicがあるのですが、

  • 価格が倍以上の82,900円(8月現在は5,000円OFF)
  • バッテリー持ちは大差なし
  • デザインは大幅変更

と、2世代前の方が好みでした。

画像引用|Samsung

課題はほぼ毎日の充電だと思っていたのですが、どうせお風呂に入る時は外すのでクリア。寝る時もあまり気にせず、精度高く睡眠計測をしてくれています。ただ、腕に常に何かつけるのが嫌な人はスマートリングかもしれませんね。

3. まとめ

スマートリングは小さな存在でバッテリー持ちもいい反面、まだまだデータ精度と価格の折り合いがついていない印象がありました。

1万円台のものもあるので、興味がある方は買ってみてもいいかも・・・?

もう少し精度が上がって薄くコンパクトになり、かつ価格も安価になっていくと利用してみたいです。そういう意味で、国産スマートリングSOXAIの今後には期待したいと思いました。

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