どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。
近年希に見る衝動。「一刻も早く手に入れること」ばかりを考えていたNreal Air(現 Xreal Air)。5月に届いてから、色々な人に紹介しつつ気付けば半年経ちました。お布団の中での最強デバイスとして既に僕の今年ベストバイ。ぬくぬくと寝ながら大画面の映画を見たり、漫画を見開きで読んだり。
ただ、それだけではなくて。例えば9月からMac向けに提供され始めた「Nebula for Mac」は、AR拡張3画面が表示できるベータ版。作業空間をアップデートする、未来を見せてくれています。
Nreal Airで行う作業が未来。会う人みんなに紹介していたこのデバイスのおもしろさを、少しでも伝えられたらと思います。
目次:
- 画質に驚く。音にも驚く。
- おすすめの接続デバイス2選+α。
- 次期モデルが楽しみすぎる。
- さいごに
1. 画質に驚く 。音にも驚く。
これは、実機を見てくださいとしか言えません。
4Kディスプレイなわけでもなく、よーく見ればグラデーションというか階調がぼやけていたりするのですが。なんというか、目の前に画面があって、しかも発色が綺麗で大きい!という体験が最高に面白い。
公式のこの書き方は、個人的には誇張しすぎというか。目の前に30インチのモニターくらいが妥当です。だけど、それもすごいことだと思います。
3mくらい遠くの壁を見ていると、PR通りに200インチクラスで楽しむ感覚も味わえます。ごろ寝で真っ暗な天井を眺めると、100インチくらいに感じるかも。そして、フルHDのはずなのですが、なんだか滑らかなんですよね。
そして、驚いたのが音質。
オープン型なので「低音がすごい!」とか、そういうタイプの音質ではなくて。
なんというか、とっても自然な音響空間なんですよね。耳の上にあるツルの部分から音が鳴るんですが、頭全体に音が広がるというか、一つの大きなスピーカーを全方向から聴いている感覚というか。
BoseやHuaweiが出しているサングラス型のヘッドホンを聴いて知ってはいたはずなのですが、映像と組み合わせるとこんなに自然なのかと。本当に、驚きました。
2. おすすめの接続デバイス2選+α。
1. Samsung 製 スマートフォン(Samsung Dex 対応製品)
僕がずっと愛用しているサムスン製スマートフォンには、USBーC接続したディスプレイに対してパソコンのような操作感が可能になるDexモードがあります。
この時、スマホはトラックパットとして機能させることが可能。つまり、寝ながらYoutubeやNETFLIX、Amazon Primeを起動して、好きな映像を選び、再生することが片手で可能になるわけです。
接続は、ケーブル1本繋ぐだけ。
そして、画面にはまるでパソコンみたいな表示が。
本当にPC的に動かせるので、左右にアプリを並べたりブラウザでYoutubeを流しながら作業もできます。これが本当に、楽しくて便利。
ちょっと気に入りすぎて、これで仕事ができる環境も構築しました。そのために買ったのは、
- Qi対応モバイルバッテリー
- Bluetoothキーボード
です。
1. Qi対応モバイルバッテリー
Galaxy S22 Ultraでは満充電から体感で4時間すればスマホの充電が切れました。スマホのUSB-CポートはNreal Airと接続しているので、Qi対応のバッテリーで充電します。
下の製品はスマホスタンド機能もあるので、スマホ固定にもちょうど良かったです。10000mAhも安心感ありますね。
2. フルサイズ折りたたみキーボード
スマホがトラックパッドになるので、せっかくならキーボードも。
日本語配列で大型のエンターキーがあるこちらのキーボードを選びました。黒を選びましたが、白でも良かったかも
ショートカットにも対応していて楽しいです。
手元にキーボードがあればZOOMを使ったオンラインミーティングもできました。(画面共有は、文字が小さすぎて読めませんでしたが)
そして本体はSamsung Galsxy S22 Ultra。
Samsung以外にも、外部ディスプレイとスマホを接続することで擬似PC環境を作るアプリがあればNreal Airは最大効果を発揮すると思います。
2. Apple Macbook シリーズ( M1 / M2 )
次の紹介はMacbook。専用のアプリがリリースされていて、接続して実行することで、常駐アプリとしてNeburaアプリが起動。公式が出しているイメージ図のように、フローティングしている3画面が現れます。
- 目の前に最大3画面の拡張画面を表示(横並びのみ)
- 画面位置は「近い」「中間」「遠い」から選択可能
- PCには中央の画面がミラーリングされる
- PCを閉じると非表示
という仕様です。
ただ、ベータ版と言われるのも納得のいくつか気になる点はあって
- 細かく揺れる(頭の振動を画面固定が吸収しきれない)
- ミラーリングより1段解像度が下がっている感じ
- 正面に画面があると、下を向くとほぼ表示領域がなくなる
というところ。音楽を聴きながらノリノリになると、画面が細かく揺れるので気をつけてください。
とはいえ、ほんと楽しいです。これは未来。
+α|USB-CデバイスとHDMI対応デバイス全て
上の2つについては、専用アプリによってNreal Airの能力を最大限発揮できます。
しかし、そうでなくても外部ディスプレイとして十分優秀。USB-C接続によるミラーリングは、iphoneを除くほぼ全てのデバイスで可能です。そして専用アダプターを購入すれば、HDMIからの入力も可能。つまり、ほぼ全てのデバイスで楽しめることになります。ゲーム機だって接続できますよ。
3. 次期モデルが楽しみすぎる。
ここまでで、Nreal Airの持つ可能性について少しでも伝わったら嬉しいです。
今まではたとえば、ノートパソコンでの作業は常に画面を連続してみる状態。つまり、目線と姿勢が固定されていました。
コロナ禍で流行ったPCスタンドを使ったとしても、目線が高くなるだけで固定されている現状は変化しません。しかし、Nreal Airは画面から完全に自由になれます。もし目の前が白や黒の壁なら、その壁全てがモニターの代わり。さらに、付属のカバーを装着すれば360度どこを向いても大丈夫。
使ってみてわかる、実用性の高さ。
この画像は、やりすぎですが。本当に、とても良い。
だからこそ気になる点もたくさんあります。
- 視聴位置が限定的で、眼鏡のズレにともなって画面上部が見えづらくなる。
- 正しい装着点(スイートスポット)がかなり狭い。
- 下方向からの反射で画面に写り混みがある。
- 眼鏡ユーザーはレンズ購入で+1万円。フィッティングも難しい。
- 明るい場所では、最大輝度でも文字が読みづらい。
- テンプル(眼鏡を耳にかける部分)の圧が強く、1時間くらいで休憩したくなる
- PC的な細かな文字を読む作業では目の疲れから、30分くらいで休憩したくなる
- アプリによって表示できないものがある
- 普段使わない目の使い方をする分、目の疲労感が心配
- ARモードは実用性なし
といったところです。
目が疲れたらツルにあるボタンで画面オフもワンタッチ。MacbookのAR拡張モードなら、下を向けば画面が見えなくなるので目を休めることも可能。キーボードや他のものも見れます。とはいえ、これがNreal Airとして第一世代。一つ前の Nreal Lightから大きく進化して、かつデザイン的にもとても良くなったと個人的に思うのです。
4. さいごに
パソコンを持ち出さず、スマホで作業する。
そんなことができる世界になりました。
とはいえ、モニターを持ち出して、キーボードを持ち出して。この形でする作業も、中々に特別感があって好きだったりします。
ただし、15インチモニターが1kg、キーボードセットは700g、さらにPCが1.3kgで充電セットまで揃えると3kg以上。これがNrealによるモバイル環境で1kgにて実現できるのは、なんだかロマンありますよね。
あとは
- フォーカス調整(視力に依存しない)
- ズーム機能(文字が小さいと読めない)
- 視野角の拡張
この3つが搭載された次世代モデルが出たら、すぐに購入してしまう気がするほど気に入っています。何気に、この性能で5万円しないってこともすごいんですよね。
あとは、周りの視線さえ気にしなければ最高の作業空間が完成します。
ぜひ、みんなでチャレンジしましょう。
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