どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。
今日は僕が、何度も修理依頼を重ねながら7年近く履き続けているスニーカーを紹介します。廃タイヤのリサイクルでバッグなどを作る日本企業『SEAL』の『ハイカットスニーカー601』です。
廃タイヤを使って鞄を作る日本企業『SEAL』の魅力
もう10年近く前、僕が仕事用に防水性能もあるカバンを探していた時に出会ったのがSEALでした。廃タイヤを利用した防水性や防汚性、製品ごとに使うタイヤ素材が違うため表情が違うなど、性能もデザインも兼ねたバッグとして注目していました。詳しくはこちら。
バッグにも沢山のバリエーションがあるので、カジュアルにもビジネスにも使える良いモノです。
国内初の廃タイヤスニーカー。『スニーカー301』
そんなSEALが2010年に発表したのが初の廃タイヤを利用した『スニーカー301』。
今までスニーカーはアンダー1万円だと思っていた僕が、人生で初めて買った高額なスニーカーです。
デザインがかっこよくて、雨の日でも防水性能が高く毎日のように履いていました。バイクに乗る時も、シフトペダルが当たる部分がタイヤ素材なので傷が付かずとても履きやすかったです。ただ、タイヤ素材のための欠点が2つあって
- タイヤが固く、親指の付け根の靴擦れがひどい。
- つま先の曲がる部分から、タイヤが裂ける。
というなかなか気難しいもの。夏の音楽フェスに履いていったら、親指の付け根が大変なことになりました。。。それでも愛着があったのですが、素材が裂ける。結果、3度目の修理で修理費8000円の請求となり修理を断念。でも未だに思い出すスニーカーなので修理しておけばよかったと後悔しています。
その後、SEALは何足か靴を発表します。そして僕の目を奪ったのが次のモデル。
SEAL ハイカットスニーカー601
お客様の声により誕生したハイカットニーカー「スニーカー 601」は、スニーカーブランド「スピングルムーヴ」とのコラボレーションモデル。 タイヤチューブ素材本来の特徴である素材の弾力性により、程よく足にフィットし歩行時のストレスを軽減します。高い防水性の他、傷や汚れにも強いので永く愛用できるスニーカーです。大人の雰囲気を醸し出すブラウンの本革をかかと部分に採用。脱着のし易いファスナーやSEALオリジナルカシメを使用するなど細部にまでこだわりぬいた逸品です。 製造工程には、日本の昔からの技術であるバルカナイズ製法を採用し、国内職人の手により一つ一つ丁寧に制作する事により実現したこのアイテムは、より足になじむ永く使える製品に仕上がっています。 このスニーカー601は、一足辺り約890gのCO2が削減されます。
SEAL公式サイト
タイヤ素材と、ソールの色が高級感があって、サイドジップによる履きやすさも考慮。タイヤ素材特有の蒸れもサイドの空気穴で軽減されています。この穴は防水性能を下げる結果にもなるけど、普段使いでは全く問題なかったです。雨の日も防水万歳でした。
困ったらこれを履く。そんなお気に入りのスニーカーの今の姿。
実は、もう2回修理に出してちょっとサイボーグ化しています。右足の側面と、左足の内側に見える大きな修理跡がそれです。どうしても折れ曲がる頻度が高いため、裂けてくる部分です。
また割れて来ている…。こればかりは、タイヤという素材の特性上仕方ないかも。
後ろの革部分は、少し色が褪せ。でもこれも良い味かな。
内装も、どうしても剝がれてきます。次の修理があったら、相談してみよう。
ソールは1回オールソール交換してもらいました。
実は、この靴のソールは軟らかくて減りやすいです。これはSEALというより、靴を作っているスピングルムーブの特徴。僕の地元企業なのでとても応援しているのですが、履いていて難しい点が一つ。
ソールが軟らかくて減りやすい。
これは、スピングルムーブの顔とも言えるバルカナイズ製法によって作られる独特の巻き上げソールが原因。履き心地とソールの耐久性は、トレードオフみたいですね。さらに、手作業でのソール交換のためどうしても1ヵ月はかかりました固い素材に変更できれば、バイクにも乗れるけどなぁ。
雨の日でも出かける気になる、頼れる靴。
タイヤの防水性能は、もちろん抜群。修理箇所もしっかりとテープ補強してもらえているので、染み込むことはありません。
あとは、ソールの持ちとタイヤの劣化がどこまで耐えられるか、かな。
普通のスニーカー素材よりは強いのは十分に感じられたので、もし新しいモデルが出る場合僕はお勧めすると思います。
日常で使うスニーカーだからこそ、気に入ったモノだと嬉しい。梅雨時期も大活躍です。
今回は、こんな僕の頼れる日常の相棒『SEAL ハイカットスニーカー601』の紹介でした。
それでは、また。
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