どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。
ここ数年、SONYやAppleといった企業から登場し少しずつ広まったワイヤレスイヤホン。コロナ禍と相まってこの半年はすごい競争だったように思います。流れを作ったのは、間違いなくソニーの「WF-1000XM3」。そして、一大ブームを作ったのはアップルの「Aripods Pro」。音質にこだわりをもった人に絶大な支持を受けた、ゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless2」。
さらに10月に羽、満を持して音響メーカーの雄Boseが発売するワイヤレスイヤホン。
各社ごとに音質重視や付け心地重視、ノイズキャンセリングの強度など、強みと弱みがある4機種。しかし、僕が一番気になっていたのは「通話品質」でした。
個体の大きさと通話品質、そして連続使用時間。さらに価格も他に比べて安い。一番いい機種だと思うのですが、なぜかレビューが少ない。
そこで、今回はしっかり良さを伝えようと思います。
目次:
- デンマークのヘッドセットメーカー「Jabra」
- 小さな個体に通話性能と使いやすさ
- アップデートで「ノイズキャンセル」機能追加
- 気になるのは装着感と耳の痛み
- さいごに
1. デンマークのヘッドセットメーカー「Jabra」
Jabraは、デンマーク コペンハーゲンに籍を置くヘッドセットメーカーです。
デンマーク・コペンハーゲン発のGNグループ。1869年に電信会社として誕生し、古くは日本とユーラシア大陸を結ぶ通信ケーブルを敷設するなど、日本との関わりにおいてデンマーク企業の中でもっとも長い歴史がある企業です。
引用:Jabra公式サイト
僕にとってはコールセンターで利用されるヘッドセットを生産しているイメージが強く、運転中に利用できるBluetoothヘッドセットを探しているときに出会いました。
ヘッドセットメーカーなので、もちろん通話品質には絶対的な安心があります。その半面で、イヤホンに必要な「音質」については疑問が残りました。
しかしいろいろと探してみると「低音が強めではあるが、しっかりした音を鳴らす」というレビュー。
せっかくなので、購入してみました。結果は大満足。
2. 小さな個体に通話性能と使いやすさ
まず最初に、僕はすごく満足しているので褒める点がたくさんあります。その中でも気に入っているのが「個体サイズ」と「連続駆動7.5時間」。
このイヤホンには「ノイズキャンセル機能」が元々ありませんでした。その分かはわかりませんが、他のソニーやゼンハイザーに比べて圧倒的に小さな個体です。
このサイズ感と稼働時間が素晴らしい。加えて、ヘッドセットメーカーならではの、通話音質を高めるマイク性能。
高性能なコンパクトデザインに、4 つのマイクを内蔵。最先端のデジタル音声信号処理アルゴリズムと革新的なビームフォーミング技術により、どんな場所でも明瞭かつクリアな音で通話ができます。
画像引用:jabra
加えて絶妙に使いやすい機能たち。
- ・物理ボタンで確実操作
- ・集中と確認を切り替える「HearThrough」機能
- ・ソフトで簡単に「パーソナルチューニング」機能
- ・片耳(右耳)のみで利用可能
- ・サウンドスケープモードが好き
- ・2台同時接続(音声再生時、優先接続)
という、充実ぶりです。これ、全部素晴らしい。物理ボタンはクリック感があるので操作が安心。「HearThrough」は、周りの音をきちんと聞こえるようにしてくれます。ただし、ささやき声は聞こえない程度。
僕の使用用途で便利なのが「右耳のみ利用」。さっと電話するときに本当にヘッドセット化できるのが助かっています。片耳のみって、案外使えない機種おおいんですよね。
そして、サウンドスケープモードは「洞窟」「雨の日」みたいに、そのシーンの音が流れて集中させてくれます。ちょっとした休憩時間にとっても良い。あとは、スマホとPCの2台同時接続。音声が流れたり着信があったほうが優先して接続されるので、わざわざ繋ぎ変えなくていい。
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さらに驚いたのが、ソフトウェアアップデートのすごさ。
個人の耳に合わせた「パーソナルチューニング」は、発売後のソフトウェアアップデートで追加されました。さらに10月にはなんと「アクティブノイズキャンセリング」を搭載。めちゃくちゃ驚きました。
こういう、企業の努力には驚かされます。すべてにおいて、ソフトウェアの使い方がとても上手。
3. アップデートで「ノイズキャンセル」機能追加
Jabraはソフトウェアアップデートで、ユーザーの要望を見事に解決しています。
最初に驚いたのは「My Sound」機能で個人ごとのチューニングを行うこと。これも製品発売後のアップデートで対応されました。
アプリによるヒアリングテストで最適化された設定を行い、ヘッドホンでキャリブレーションを行うことで、音楽を本来あるべき音に調整することができます。
音を聞きながら、「聞こえたらボタンを押す」を繰り返してチューニングされていきます。これを行うと、確かに大きく聞こえ方が変わったので驚き。
やるときは、静かな部屋で数分間がんばりましょう。
4. 気になるのは装着感と耳の痛み
機能や音質は僕の中で十分。
ただ、一つだけ気になるのが耳の痛み。しっかりと差し込んだ時、右耳の一部だけ当たり痛くなってしまいます。
この、内側部分が微妙に痛い。特にしっかり装着しようとして押し込むと当たってしまいます。
たぶん、この尖っている部分が絶妙に当たってしまう。残念。慣れることを祈ります。
ただ、耳栓のようにしっかり音を遮断してくれるので遮音性はとても高いです。
デザインが綺麗なので、許します。
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余談ですが、ワイヤレスチャージのパネルが底面に内蔵されていたのが少し残念。
できたら、横向きで置きたかった。(斜めに立てるQiスタンドだと充電できませんでした)
充電すると、「赤」「橙」「緑」のインジケーターで充電量を教えてくれます。こういう小さな配慮がうれしい。
5. さいごに
JabraのElite 75t activeを紹介しました。
もしもう少し安く使ってみたい人には、一世代前の65tも良いかもしれません。
そして、より高音質で聞きたい人は音質を決めるドライバー性能が上がった85tもあります。
でも、防水性能が下がってちょっとだけ大型化しています。
サイズ感が一番いいのはやっぱり75t。ぜひ、気になった人は使ってみてください。
【2020.11.19 追記】
Elite 85tの評価も、かなりいいみたいです。
より自然な着け心地のセミオープンスタイルで、マイク性能やチップ性能、ノイズキャンセリング機能も強化。あとは、大きさと75tに+1万円の費用。悩ましいですね。
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