どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。
昨年から穿き始めた福山デニム。気づけば1年経ちました。日本屈指のデニム産地、広島県福山市から届いた1本です。
FFG-TP1の特徴は、加工をされていない「生デニム」。そして福山市の繊維関連10社が心を込めて作り上げたものづくり。
広島県福山市の企業10社の歴史に裏打ちされた技術の集結のもと生まれた製品です。
現在創業127年、日本で唯一のロープ染織専門の企業(株)坂本デニムの染織技術により、デニム特有の色落ちが生まれ、篠原テキスタイルで織られた生地は、緯糸に柔らかい糸を使うことにより15ozとは思えないほど着心地のいい柔らかい生地が生まれました。(株)NSGにて、ヴィンテージミシン(union square)を随所に多用することにより、製品に表情をつくりだし、着用すればするほど生まれてくる経年変化を最大限に生かされるように、あたり映えする縫製を施しました。(株)高橋ネームにて、中世ヨーロッパの手工業組合をモチーフにしたguild刺繍を施し、(株)アシナにて、OWをする事により、より柔らかい着心地、表情が生まれました。
引用:福山ファクトリーギルド
しっかりしているのに、柔らかい。
穿いたままストレッチやヨガもできます。色はどちらかといえばブラックデニムに近い印象でした。ビジネスカジュアルなところでも使えるなーと、ちょっとワクワクしたのを覚えています。
購入当時の様子はコチラ。
初回の洗濯では最大2cmの縮みがありました。
そこから、気づけば1年。写真で振り返ります。
目次:
- 1年間の振り返り
- 新しいF.F.Gの穿き始め
- さいごに
1. 1年間の振り返り
3か月後の様子(2020.09)
穿き始めて3ヶ月。
この頃は緊急事態宣言がひと段落し、外に出かける機会も増えていました。
色はまだブラックに近い印象で、ポケット周りや膝、裾にシワができています。
洗濯は月に1回を基本として、汗が気になったときも洗いました。洗い方は洗濯ネット+裏返し+肌に優しい無添加洗剤。どうやらこの洗い方も、緩やかな色落ちの理由みたいです。
そういえば、穿き始めた頃はウエストがジャストサイズ過ぎて、お腹いっぱいになると少し窮屈でした。
6か月後の様子(2020.12)
夏から秋になり、冬を迎えました。
月に2回洗った時もあった気がします。ポケットや膝にシワが増えましたね。
光の当たり方が違うと、青く見え始めました。右ポケットに財布の跡がうっすら見えます。
9か月後の様子(2021.3)
陰影がすごい。
ひざ周りやポケット周りにあるシワが深く、細かくなった気がします。
左ポケットにはスマホの跡がくっきりしてきました。
この頃には生地が馴染んで柔らかな穿き心地。ストレッチをしてもヨガをしても窮屈さがなくなっていました。穿いてて違和感がない、自分スタイルのデニムになった気がします。
1年後の様子(2021.6)
そして、1年。
シワや濃淡が僕の生活に合わせて、デニムに表情を付けてくれました。1年の変化を並べるとこんな感じです。
毎日穿いていると、「あれ、色変わらないなぁ」と思いました。でも並べるとよくわかります。
ちゃんと、インディゴブルー。
ポケットについた線は、右がマネークリップ、左がスマホ。自分のツール跡って面白い。
後ろには膝裏のシワがくっきり。これ、かっこいいですね。
後ポケットにはハンカチくらいしか入れないので、変化は少ない印象です。
ベルトループなどは、凸になった中央だけが淡くなっているのがわかります。敢えて盛り上げる仕様のため、しっかり縫い糸を保護してくれています。
穿いてみると、こんな感じ。
左ひざを写真の撮影で着くため、そこだけ薄くなったのがよくわかります。身体に馴染んでくれました。
1年穿いたこのデニムは、篠原テキスタイルさんへサンプルとしてお返ししています。では、明日からどうするか・・・。という相談から、新しいデニムご提供いただきました。
2. 新しいF.F.Gの穿き始め
そして今日から。
パターンが変わったNEWデニムを、また1年間履き始めます。中央が現在販売されている新しいTP1。一度洗いにかけてから販売しているということで、右の生デニムから確かに色が一段階変わっているのがわかります。選択によるサイズの変化も抑えられているはずなので、そこは安心しています。
並べると、1年デニムの青色が顕著ですね。
デザインを比べてみる
股下のデザインが大きく変更されたということで、2本を比較してみました。
確かに、1cmほど短くなっています。併せてウエストも測定。
ウエストサイズは誤差程度しかありません。そういえば1年前は穿き始め少しタイトだったのを思い出しました。1年穿いたデニムは適度に柔らかくなっています。
股下の修正によって、びっくりするほどフィット感が改善しています。
1年前の写真と比較すると、股下のゆとりが無くなりフィットしているのがわかります。
ちょっと拡大。フィット感がめちゃいいです。シルエットがかなり綺麗になりました。
穿いてて体の一部に感じるくらい、気持ちいいサイズ感です。
正面からも、シワが減ってより体系にフィットしているのがわかります。
このデザイン変更、僕のためにやってもらいました??っていうくらいジャストフィットです。
サイズは共通規格で一番小さい00。裾上げもしていない、正にシンデレラフィット。最高です。
3. さいごに
ということで、また1年間かけて新しいデニムを穿くことになりました。
つい1年前まではユニクロのストレッチデニム2本を穿きまわしていた僕が、気づけばこんなにデニムについてワクワク話すようになるとは思っていませんでした。
1年穿いたデニムを篠原テキスタイルの方と眺めつつ、
「家に引きこもってたから色の落ち方がゆっくりなのかも」
「写真撮影時に左ひざを着ける分色が薄くなっている」
「スマホが大きいから裏ポケットが少し破れてる」
なんて、1年間のミツヒコについて話す面白い空間が生まれました。穿く人の生活を映すデニム。本当に、奥が深い。
去年は緊急事態宣言など含め、在宅ワークが多かった僕は好きな旅もお預けでした。旅がしたい。
旅に連れて行ったら1年後どんな表情を見せてくれるか、楽しみです。
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