バイク乗りの正装。SCHOTT『スタンドシングルライダース 641』の古着を磨き上げてみた。

ショット ライダースジャケット シングル バイク
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どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。

レザージャケット。

甘美な響き…。バイク乗りと言えば、レザージャケット。映画とか動画とか写真とかで颯爽とバイクに跨るライダーからの影響でしょうか、僕の頭の中はそんなカッコイイライダーで溢れています。 あとは、25歳くらいから「革製品」への愛着が増してきたこともあります。

Danner Explorer

この靴、もとはネイビーの染革だったものが擦れて茶色が現れています。

これが化学繊維では起こらない、エイジングという楽しみ方。同じものは2つとない、自分だけの逸品。数十年単位で使い続けるモノたちです。その分、細やかに愛着を持って手入れが必要。それが、また愛おしい。

革製品の欠点は、雨の日には使えないこと。我慢しないといけないのも、またレザージャケットの面白さ。それ故に、持ち出せるときは気分が上がります。

*

購入するきっかけはKADOYA(カドヤ)という国産レザージャケット。革が分厚く、コケても擦り傷から守ってくれそうな 重厚感と安心感を感じました。防風性と併せて流石の革製品だと感動。ただし、今回購入したのはアメリカ生産のSCHOTT(ショット)。デザインの違いですね。新品は難しかったので、某フリマアプリで「スタンドシングルジャケット 641」を購入しました。

目次:

  1. メ●カリの闇を感じつつ冷静に対応。
  2. ネットリ金属パーツの錆落とし作業。
  3. 乾拭きとオイル塗布でご満悦。
  4. おわりに

1. メル●リの闇を感じつつ冷静に対応。

新品が買えないとき、新古品や状態が良い中古品を探す僕。良品を発見しました。

購入から5年経過、2オーナーで「目立った傷や汚れ無し」表記のSCHOTTシングルライダースジャケットのLサイズが、相場よりかなり安く出ていたため即決。

そして、届きました。「スタンドシングルジャケット 641」

革の重みがスゴイ。

意気揚々と開封して、いつもの不安半分嬉しさ半分の検品をしていきます。

メインジッパーには、少し錆。まぁ、許容範囲かな。

袖も少し擦れているけど、レザーだしある程度は小傷もつくしね。仕方ない仕方ない。目立つか目立たないかは、個人差もあるし良いでしょう。(少し不満だけど…ね。)

背中も、小傷はあるけどまぁよし。

ベルトの皺も、金属のくすみも、まぁ仕方ないでしょう。

と思いながら、唯一。

どうしても目についたのがコレ。

「あぁ…、これはしんどい」

以前の取引でもありました。

レザーバッグの中古品を購入した時。フリマアプリの難しいところですね。サイズ感や他の点には不満がなかったので、返品等の手間を考慮し少額の返金を提案。出品者の方も快く同意していただき、無事に取引を完了しました。

ここから腕の見せ所です。以前のレザーバッグの時も、この青錆のようなものには苦労させられました。やっつけていきます。

2. ネットリ金属パーツの錆落とし作業。

使うのは「つまようじ」。見た目ほど実は傷んでいなかったりするので、ここからは運。

木の表面で、とにかく金属ボタン表面を擦ります。粘性があるので、落ちた粉は触らないように下にティッシュペーパーや新聞をひきましょう。あと、革についた粉も押さえつけないように注意。張りついたり色が付く恐れがあります。

ボタンと革の間も丁寧に。革に直接当たるため、つまようじの先端は事前に潰しておいて傷にならなように注意します。とはいえ、強い本革なら多少強くても木に負けないです。革スゴイ。

仕上げは綿棒で。間違えても、最初から綿棒でいくと大事になります(そうです、最初綿棒でやりました)

根気強く、カリカリと削り落とします。

そして完成。上出来。

反対側にある留め革も磨き上げて、完成です。

思った以上に綺麗になって大満足。革の表面に残った粉は、綿棒で優しくたたきましょう。

いやぁ、よかった。ここさえ綺麗になれば、あとは乾拭きとオイル塗布だけ。

楽しくなってきました。

3. 乾拭きとオイル塗布でご満悦。

全体の埃や汚れを落とすために乾拭きします。

記事を書きながら、「レザークリーナーで先に綺麗にすればよかった」と若干後悔…。皆さんは、事前にどうぞ。ということで、乾拭き。

軟らかい布で拭いていきます。縫い目など細かいところは馬毛ブラシもお勧めです。

終わったら革を蘇らせるオイル塗布。今回も塗りやすくてなじみが良いラパナーを使います。革を軟らかくしたい人は、ミンクオイルがお勧めです。

左側だけ、塗り込んでみる。

光の加減もありますが、艶がある深い黒になりました。ここらへんで僕はニヤニヤしてます。

どんどん塗ります。うん。綺麗。

アップで確認。革に艶が出た気がします。

参考までに、最初の状態。表面が乾いて見えます。

ということで、完成です。

流石、革製品。手入れをするとしっかり艶がよみがえる。外れに当たらなくてよかったです。

4. おわりに

どうだったでしょうか。革の手入れ、特に今回は金属パーツの手入れが重要だったので、参考になれば幸いです。乾拭きとオイル塗布と少しの手入れで、ここまで蘇ってくれたのは嬉しい誤算。

あとは、天気次第かな。まだまだ残暑が厳しく、毎週のように台風が来て雨が降るとか降らないとかな季節。レザージャケットが着れるのは、もう少し涼しくて安定した日ですね。楽しみにしておきます。

そして、明日。

いよいよ、彼が納車されます。

それでは、また。

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