どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。
数年前から各社がコンセプトとして発表したスマートヘルメット。ヘルメットで使いたい機能を全部詰め込んだロマン溢れる製品コンセプトですが、特に先行して販売が開始され注目を集めているのがクロスヘルメット『X1』です。
実は2年以上前に海外のクラウドファンディング Kickstarterへ登場し、3700万円以上を集め2019年には海外で出荷済。ようやく日本でもMakuakeにて先行予約販売始まりました。と思ったらあっという間に7000万円越え。すごい。
開発は日本のベンチャー企業である株式会社Borderless。デザインとテクノロジーで未来の暮らしに併せた商品をつくる企業。このプロジェクトがスタートラインのようで、企業ページにはまだこのプロダクトしか載っていません。
正直なところ、デザインは好みが分かれると思いますが機能が面白すぎる。
僕は自分のヘルメットがすごく好きで、好きゆえに何かを後から取り付けることができずにいます。大きなところで言えば、「Goproマウント」と「インカム装備」。
Goproはネックマウントで良いとして、走行中に音楽やナビの音声が聞けるインカムは正直欲しい。その点、CROSSHELMETはサウンド面も内蔵しています。というか、それ以上。ナビで利用するために、ハンドル回りにスマホを付ける必要もなし。いいなぁ。
企業ページに記載されている機能は大きく5つ。(Makuakeだと8つ)
- ヘッドアップディスプレイ
- リア広角カメラ
- ダイナミックサウンドコントロール
- マルチユーザーコミュニケーション
- コンパクトなオールインワンソリューション
それぞれ見ていこうと思います。
1. ヘッドアップディスプレイ
ヘルメット内の視線前方にあるのがHUD(ヘッドアップディスプレイ)。
走行中、様々な情報を表示することができます。特にナビで「○○m先を左折」みたいな情報は最高に便利だと思います。
近年ではクルマのドライバー側にも搭載されたり、少しずつ見る機会が増えてきました。それがヘルメットに実装されるはワクワク。目線を大きく動かさずに情報が得られるのはとても重要。安全面でも、例えばスマホをハンドルバーに固定しているよりも視線移動が少ない。
そして、このHUDと共に重要になるのが、次の機能「リア広角カメラ」です。
2. リア広角カメラ
このカメラ、なんと170度の映像が記録できます。そして先ほどのHUDに映像を投影するとこうなる。
つまり、前方と後方が視線移動なしに確認できるわけです。もう後ろを振り返らなくてもいい。(逆に煽り運転には敏感になりますね。怖そう)
目視確認はもちろん重要ですが、補助的に後方がみえるのは安心感が違います。
3. ダイナミックサウンドコントロール
僕がすごく欲しいと感じたのが、この機能。
どうしてもヘルメット内は風切り音が大きく、特にEX-ZEROでは顕著です。フェイスガードを耳まで掛けて低減する工夫はしていますが、心地いい物ではありません。
このヘルメットならヘルメット内のマイクが環境音を記録し、周波数帯域ごとに音場をコントロール可能。「クロスサウンドコントロール」という名前で特許取得済みです。
どのくらい効果があるか、音響好きの僕としては気になるところです。
通話の明瞭度を上げるための声フォーカスとか、音楽を聴くときのイコライジングとかもできそうですね。操作はスマホアプリからとのことなので、プリセット式だと良いな。
長距離ツーリングでは疲労感も違う気がします。
4. マルチユーザーコミュニケーション
スマホと連携することで、6人までのグループトークが可能。
良い点は、すでにヘルメットには高性能なマイクやスピーカーユニットが含まれていること。スマホにアプリを入れたらOK。ただ、これがインカム機能の代替になるのかどうかは、気になるところです。
5. コンパクトなオールインワンソリューション
本当に、全部盛り。びっくりするほど多機能です。
全ての機能は1つのアプリで操作できる予定とのこと。だから、ナビも、音楽も、グループトークも、スマホ一つで完結。これが使いやすければ、革新的。
あと、何気にLEDライトついているのが近未来感。
さいごに
これだけの機能が1つの個体に入っているロマンがスゴイ。価格は高いけど、機能と革新性を考えると妥当な価格なのかもしれません。
今後は似た製品ができてきて、価格競争が進んで、手に入りやすい価格まで落ち着くと良いなって思います。
と思ったら、SHOEIも開発中みたいですね。
未来が楽しみ。
と思ったら、この1年エクストリームキャンプ&バイク動画でYoutubeをブイブイ言わせているDJ CABHEYさんがレビューしていました。
さすが。使ってみたいなぁ。
それでは、また。
【2021/04/02 追記】
ちょっと過激なレビューがYoutubeにあるみたいですね。
とはいえ、クラウドファンディングでガジェット系を購入すると痛い目を見るのは僕も経験済みで、養護はできません。「コンセプトに共感」という形の出資以外は、悲しい結果になる代表例ですね。
僕のヘルメットにつけれられる、スタイリッシュなHUDやインカムないですかね。
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