どうも、ミツヒコ(@monotolife)です。
クラウドファンディングサイト Makuakeで1000台を瞬時に完売させたアソビカメラ『iNSPiC REC』について、今日は書いていこうと思います。(画像引用:CANON)
デザインを見た瞬間「これは楽しそう」と想像できたことに驚き。
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12月末に発売予定のこのカメラでできることは、「シャッターを押して写真や動画を撮ること」。
当たり前に聞こえますが、これ以外の機能が本体からは省かれています。その代わりにあるのが、カラビナフックも兼用の正方形「ファインダー」
この設計に惚れています。まだ購入していないですが、気になります。
どうして、面白いと感じるのか。今回はそこをまとめていこうと思います。
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目次:
- 目の前の景色を切り出すファインダー
- 撮った写真をすぐ確認できないワクワク
- 持ち出す意欲をグッと高める小型防水カメラ
- 目的は『綺麗な写真』よりも『撮る楽しさ』
1. 目の前の景色を切り出すファインダー
誰でもスマホで写真が撮れる時代に、僕が敢えてカメラを使う理由の一つが「ファインダー」です。
これはカメラが良くてスマホが悪いわけではなくて、それぞれの用途がある感じ。
例えばスマホで撮る写真って、水平を決めにくかったり色味が補正されすぎたりします。良く言えば「偶然」面白い写真が撮れることがあって、これはこれで好き。
ただ、もう少しコントロールしたいときがある。特に意識するのは「何を写して、何を写さないか」
ファインダーは「ここからここまで写っています」って教えてくれるので、その中で動いて撮るのが楽しいわけです。
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ファインダーには大きく2種類あります。
- 光学式ファインダー
- 電子ビューファインダー
それぞれにメリットとデメリットがあり、一般的な小さいデジカメやミラーレス一眼で採用されているのが「電子ビューファインダー」。今回のは、大きく分けると「光学式ファインダー」。
要は、見たままの世界。
これ、楽しいんですよ。
FUJIFILMの「写ルンです」が、未だに売れ続ける理由もきっとこれ。
世界を、切り取る。
いいね。
2. 撮った写真をすぐ確認できないワクワク
少し前に書いたカメラの記事でも触れています。
FUJIFILMが発売した最新機種X-Pro3(2019.12現在)の液晶を敢えて隠す設計にしました。
記事で書いたのが、ライカが2014年に発売したM60という機種の開発インタビュー抜粋です。
カメラの主流がデジタルになってから、ユーザーがカメラに目線を落として操作している時間が長いことに気付き、「いっそ取っ払っては」と考えたのだそうだ。
英語にはChimping(チンピング)という表現があるという。デジタルカメラで撮影しながら、1枚撮ってはモニターで確認し、また撮ってはモニターを確認……というスマートでない様子を指す。
引用:デジカメwatch 独ライカカメラ社キーマンインタビュー
一方ライカM60は、試し撮りを確認する液晶モニターすらないので、撮ったらパソコンに取り込んでみるまでわからない。いわば「アンチ・チンピングカメラだ」と笑う。
撮った写真をすぐに見返して「構図」「色味」を検討する癖。仕事なら仕方ない部分かもしれませんが、写したい被写体を「見る」時間がドンドン減っている事実。
このカメラなら、時間は全て「撮る」時間に。
写真を撮る感覚を、変えてくれる予感。
3. 持ち出す意欲をグッと高める小型防水カメラ
このバッグにさっと掛けて出かける感じ。良いですね(写真の意図のインパクトスゴイ)
あと、値段もちょうどいい。カメラは「レンズを傷つけないように」と思うので、多少ラフに扱えるのは楽しそう。スマホよりも出番が増える気がします。
そして、防水。
発表時のイベントレポートがありました。
「iNSPiC RECのコンセプトは、“RECORD EVERYDAY 〜撮り遊ぼう〜”です」
引用:デジカメWatch キヤノン、新コンセプトカメラ「iNSPiC REC」発表会レポート
わかる。
4. 目的は『綺麗な写真』よりも『撮る楽しさ』
作例があるのMakuakeのみ。
これを見る限り、写りとしてはハイエンドスマホに劣る印象。動画も綺麗とは言えないかな、と思いました。
それでも、このカメラにワクワクするのは「撮ること」が近くなる感覚。
日常にある「記録に残っていない」大切な瞬間。そんな瞬間に活躍するのがCANON「iNSPiC REC」です。
気の知れた仲間とのアウトドアや、子供のふとした表情・思いがけないタイミングで訪れる初めての経験。そんな大切な瞬間を「記録」だけでなく「記憶」にも残す。iNSPiC RECはそのための全てを詰め込んだCANONの新型カメラです。
引用:Makuake iNSPic REC プロジェクトページ
うーん、面白い。
スマホを取り出すよりワンテンポ早く、そして子育てママにも嬉しいタフ設計。
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<本体詳細>
外形寸法:幅110.5mm×高さ45.2mm×奥行き18.5mm
重量:約90g(フェイスジャケットを含む)
防水・防じん性能:IP68等級(水深2mで30分までの撮影が可能)
耐衝撃性能:2m
インターフェース:micro USB2.0/Bluetooth4.2
位置情報(GPS):記録可
使用可能温度:-10℃〜40℃
動画撮影可能時間:約60分(フルHD/60p撮影時)
静止画撮影可能枚数:約1000枚(CIPAガイドライン準拠)
充電時間:約180分(フル充電、温度15℃〜32℃の時)
専用アプリ:Canon Mini Cam
<カメラ機能詳細>
有効画素数:約1300万画素
ズーム:固定
焦点距離:25.4mm(35mmフィルム換算値)
撮影可能距離:50cm-
ISO感度:オート(ISO100-3200)
ホワイトバランス:オート
露出補正:オート
手ブレ補正機能:あり(動画時のみ/電子式)
記録媒体:microSD/microSDHC/microSDXC
静止画記録形式:JPEG(Exif2.31 準拠)
動画記録形式:MP4
アスペクト比:4:3、1:1 ※初期設定は4:3
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オモシロイだろうな。でも、色合いとかは気になるな。
それでは、また。
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